長患いの憂鬱

乳がん歴22年・再発転移患者の低空飛行なブログです。

脳転移の治療のため、ガンマナイフを受けた。MRIで閉所恐怖症発症。

あらら、今年初の更新!

相変わらず怠け者ブログだなあ

 

お立ち寄りいただいている方がいらっしゃいましたら

明けましておめでとうございます

生きております

 

正直、気持ちが落ちてブログを書く力もなかった

書くことで頭や気持ちを整理できるのはわかるけど

気持ちが沈んでしまうと

書くという作業すら手につかない

そんな心境だった

 

今年は年明け早々脳転移の治療から始まった

 

去年の初夏に見つかった脳転移

 

標準治療が終わった後も

タイケルブ・ゼローダが効いてくれて一度は小さくなったけど

12月に大きくなってしまって

ついにガンマナイフを受けることになった

 

ガンマナイフ装置を持っている病院を紹介してもらって

年始早々一度受診

次の週に照射した

 

照射まえにMRIで病変の確認作業があるのだが

そのMRIでまた閉所恐怖症が出てきてしまった

心臓バクバク

窒息しそうな呼吸

これを乗り越えないとガンマナイフが受けれられない!

 

心穏やかになる音楽を思い出し

脳内再生しているうちに少しだけ呼吸が楽になってきて

なんとかMRI終了

 

その後

ガンマナイフを受けるためのヘッドギアを装着するために処置室に移動して

血圧を測ったら上が169まで上がってた

普段は血圧だけは優等生で120前後だから

バックバクだったんだな

 

麻酔をかけてヘッドギア装着

送迎兼ねてついてきてくれた夫がヘッドギアをつけた私の姿を見て

恐怖で顔が引きつったのがわかった

見ている人も怖かったんだね

 

そこから記憶がない

次に意識が戻った時には頭に包帯ぐるぐる巻きで寝ていた

 

自力で起き上がって着替え

再度診察室で今日の結果を聞いた

 

精悍なスポーツマンという感じで説明が丁寧で

とても良い先生だった

 

転移巣にしっかり照射できたとのこと

 

転移巣は紹介されたときから3週間たったこの日までに

急激に成長して脳にむくみが出ていたそうだ

 

脳転移を見慣れている紹介元の先生も紹介先の先生も

この程度ならまだまだ小さい慌てる必要がないというスタンスだったので

私も気を抜いてしまった

 

しまった

これ、鎖骨下の転移巣と同じ経過

HER2パワフル型だ

 

野生の勘を信じるべきだった

私が強く希望すればもっと小さいうちでも照射できたのに

 

「のに」って後悔しても始まらないってわかってるけど

先手必勝だった

 

ふう

 

じわじわと がんのヤツに侵蝕されてる

悔しい

 

金属のヘッドギア装着でついた傷は少し痛いけど

翌日から普通の生活でいいらしい

麻酔が覚めたら普通に着替えて車に乗って帰宅

 

帰宅後

夫が急に高熱の発熱

 

心配なのはわかるけど判断を完全に間違えてる

 

私もふらつきながら

慌てて家庭内隔離の準備

 

まさかのインフル?コロナ?

体調悪かったの!?なら、なんで病院についてきた!?

と内心怒り爆発

 

翌日、夫は速攻発熱外来へ

 

インフルもコロナも検出されなかった

 

ヘッドギア姿を見てショックが大きかったのかも

 

夫はずっと一人で看病を請け負ってるもんね

心へのストレスも負担も大きいんだと思う

 

ごめん

 

ガンマナイフ治療後は、1週間ぐらい少しふらつきがあったけれど

翌日からほぼ日常生活に復帰し

熱を出して寝込んだ夫の看病にまわることができた

 

抗がん剤よりずっと楽

すごい治療だよー

 

それから3週間後の脳外科の診察で

一応、脳転移が縮小していることを確認

消滅してはいなかった

 

やっぱり

もっとテキパキ動いて

もう少し早く照射すればよかったな