昨日のCTと診察の結果
肺の多発転移は着実に増大
一時は見えなくなっていた肝転移も復活
ということで
1年2ヶ月にわたり
休んだり減量したりしながら16回投与したエンハーツも終了することになった
つまり
標準治療が終わった
あっけないもんだ
突然終了を言い渡されたわけではなく
3月のCT画像でも肺の多発転移が増えていて
増加率が緩かったCEAも増えていて
3月の時点で
主治医から今後の治療方針と遺伝子エキスパートパネルを受ける時期であること
つまりそれは標準治療は終了(見込み)であるという説明があった
そしてやっぱり2ヶ月後に標準治療は終わってしまった
ちなみに
3月に申し込んだエキスパートパネルの結果も出て
該当する治療はなかった
これからできることは
標準治療ではないけれどある程度効果の見込める化学療法を続けること
そして
治験に入れるかどうか検討するために病院を探すこと
ふう
昔の私は
標準治療が終わる頃にはもっと体調が悪くて
入退院を繰り返しているような状態になっているんだろうと想像していた
けど実際は
抗がん剤投与直後は副作用でぶっ倒れてるけど
副作用が抜けてしまうと
外見的にはピンピンしてて
ライブに行ったり習い事したり
なんとか日常生活を送っていて
私の病気のことを知らない人に乳がんでステージIVで標準治療が終わりの段階
って言っても信じてもらえないほど元気だ
だからなのか実感がない
これから色々起こってくるんだな
覚悟がいる
3月に標準治療終了見込みの話が出たとき
夫が見たこともないほど苦しく悲しそうな顔をした
それからずっと疲れた顔をしている
夫は結婚してからほとんどが私の乳がんの看病とサポートの生活で
これまでもずっと私のケアをしてきた上に
これから今まで見たこともやったこともない看護や介護の諸々を頼まざるを得ない
それでも治る病気ならまだいいけど
治らない
死別の悲しみまで背負わせてしまう
病気が進行して痛い思いや苦しい思いをする恐怖感よりも何よりも
それが一番辛い
ずっと辛いままだ